031 宇治拾遺物語(巻2、025)

031 宇治拾遺物語 巻二 (25)鼻長僧の事 (前)   昔、池の尾に、善珍内供という僧侶が住んでいた。 真言をよく修得し、行いも立派であったため、人々から尊ばれていた。 また、人々の求めに応じて加持祈祷を行ったため、 喜捨も集まり、お堂も僧坊はきれいで、少しも荒れた様子は無かった。  無論のこと、お供えや…

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014 巷百物語 怪之十一

猫又屋敷(ねこまたやしき)  むかしむかし、ある屋敷に、とてもネコの好きな女中さんがいました。 この女中さんが可哀想な捨てネコを拾ってきて飼い始めたのですが、この屋敷のおかみさんはネコが大嫌いで、ネコがそばに来ただけでも殴ったり、蹴飛ばしたりします。「どうして、ネコなんか飼うんだい! 早く追い出しておし…

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036 剣術指南~武将~

036 剣術指南~武将~ 加藤清正と刀 「加藤清正」ゆかりの刀剣は、「加藤国広」、「同田貫正国」(どうだぬきまさくに)と国宝「日光助真」(にっこうすけざね)の3振。「賤ヶ岳の戦い」(しずがたけのたたかい)や「朝鮮出兵」、「関ヶ原の戦い」などで活躍した清正とどのような関係があったのでしょうか? 清正の歴…

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