奇々怪々!妖気譚···十三話

  泣きべそしゃれこうべ  むかしむかし、ひとりの百姓(ひゃくしょう)がとなり村から家へかえるとちゅう、日がくれたので、近道の墓場の中をとおりました。 すると、なにやらゴロンとしたものをふんづけました。「やい、よくも、おれのつらをふみおったな!」 おどろいた百姓が、月あかりにすかして見ると、なんと、しゃれこ…

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