七夜···百鬼夜行

百鬼夜行~巻之弐 雨···酒吞童子 酒呑童子(しゅてんどうじ)は、丹波国と丹後国の境にある大江山、または山城国と丹波国の境にある大枝(老の坂)(共に京都府内)に住んでいたと伝わる鬼の頭領、あるいは盗賊の頭目。酒が好きだったことから、手下たちからこの名で呼ばれていた。文献によっては、酒顛童子、酒天童子、朱点童子な…

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奇々怪々!妖気譚···十五話

よっぱらいのばけものたいじ  むかし、酒のみのさむらいが、酒のうえのしっぱいから、浪人になってしまいました「どこかに、つとめ先がないかなあ」 浪人が京の町をあるいていくと、たてふだのまわりに人だかりがしています。 なんだろうと、のぞいてみると、《三十三間堂のばけものをたいじしたものには、のぞみのほうびをとらせる》と…

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